コエンザイムQ10について知りたい!

コエンザイムQ10と飲み合わせてはいけない薬は?

コエンザイムQ10は安全性が高く、副作用などの心配も少ないといわれている成分です。
しかし、いくら健康食品とはいえ、お薬と併用するときは注意が必要です。
ここではコエンザイムQ10と飲み合わせてはいけない薬をご紹介します。

薬の効果を弱めてしまう可能性があるケース

ワルファリンカリウム(抗凝固剤)

ワルファリンカリウムは血液が固まるのを防ぐ作用があり、慢性心不全などでの血栓予防に用いられます。
血液を固めるのにはビタミンKが欠かせませんが、ワルファリンカリウムはそのビタミンKの働きを阻害することで抗凝固に働きます。
しかし、コエンザイムQ10はワルファリンカリウムの抗凝固の働きを弱めてしまいます。
コエンザイムQ10はビタミン様物質といわれており、ビタミンK同様の血液凝固の働きがあるからではないかと考えられています。

プラビックス、エパデール(抗血栓剤)

プラビックスやエパデールは、血が血管内で固まって血栓を作り、血流を止めてしまわないようにするお薬です。
コエンザイムQ10と併用することで薬の効果を弱めてしまうことが分かっています。

薬の効果を過剰にしてしまう可能性があるケース

カルシウム拮抗剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(降圧剤)

カルシウム拮抗剤やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は高血圧などで処方されるお薬です。血管を広げて血流を良くし、血管に圧がかかるのを防ぐ作用があります。
これに対し、コエンザイムQ10の作用では、高血圧患者が1日あたり200mgのコエンザイムQ10を摂取したところ血圧が低下した例が報告されています。
そのため、降圧剤とコエンザイムQ10を併用した場合、血圧が下がり過ぎてしまう可能性があります。

糖尿病治療薬(抗糖尿病剤)

コエンザイムQ10の効果では過去に、Ⅱ型糖尿病患者が1日あたり200mgの摂取で食後の血糖の変動を抑えた結果が確認されています。
つまり、コエンザイムQ10には血糖コントロールを改善する効果があると考えられます。
そのため、糖尿病の治療にお薬を飲んでいる場合、お薬の効果が強く出てしまう可能性があり、併用には注意する必要があります。

コエンザイムQ10とスタンチンの併用について

コエンザイムQ10とスタンチンは相性が悪い

コエンザイムQ10と相性が悪いとしてよく紹介されているお薬の一つにスタンチンがあります。
スタンチンはコレステロールの合成を抑制する作用があるため、高脂血症などの脂質異常症の治療に用いられます。

コエンザイムQ10とコレステロールはどちらも人間の体内で合成されていますが、実は両者の合成過程は途中まで同じです。
そのため、スタンチンはコレステロールだけではなく、コエンザイムQ10の合成まで阻害してしまいます。
実際にスタンチンを服用した例では、約3ヶ月で血中のコエンザイムQ10量が約50%に減少したという結果が報告されています。

スタンチン服用中はコエンザイムQ10が必要

コエンザイムQ10は体にとって必要な成分です。
そのため、スタンチン服用によって体内のコエンザイムQ10量が減ってしまうと、疲れやすくなったり、心臓の働きが悪くなるなど体調に悪影響が出てしまう可能性があります。
そのため、スタンチンを服用するならコエンザイムQ10も意識して摂取していく必要があります。


コエンザイムQ10と飲み合わせてはいけない薬や、相性の悪いお薬についてご紹介しました。
ただし、ご紹介したお薬とコエンザイムQ10を併用したからといって必ず不具合が出るというわけではありません。
持病がある方や、常用しているお薬がある方は、コエンザイムQ10を摂取する前に一度病院で相談してみましょう。

【参考】
薬を服用中のコエンザイムQ10摂取の注意点は?
http://sparkytown.net/kusuri.html